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東京・日本橋で地上22階建ての複合ビル着工/三井不動産

「(仮称)室町東地区開発計画2-3街区」完成予想図

 三井不動産(株)は15日、古河機械金属(株)、(株)にんべん、日物(株)、細井化学工業(株)と共同で、複合ビル「(仮称)室町東地区開発計画2-3街区」を着工した。

 日本橋再生計画の一環として2010年にオープンした「室町東ビルディング(COREDO室町)」に次ぐ、室町東地区の再開発計画第2期の施設。建設地は、「COREDO室町」の仲通りを挟んだ向かい側となり、同施設および東京メトロ銀座線「三越前」駅と直結する。

 建物は地上22階地下4階建てで、延床面積は約6万3,000平方メートル。オフィス(7~17階)、商業施設(地下1~2階)のほか、日本橋地域では初となるシネマコンプレックス(2~6階)を出店。また、18~21階部分には賃貸住宅50戸が整備される。

 外観は、日本橋周辺の歴史的建造物との調和を意識。街区唯一のタクシーベイを設置し、来街者などの利便性を図る。また、制震構造、耐震性能の高いエレベーターに加え、72時間対応の非常用発電機を設置。企業のBCPニーズをサポートしていく。

 建物竣工は14年1月、商業施設オープンは同年3月を予定している。


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