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10月の首都圏分譲マンション賃料、3ヵ月連続の下落/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは17日、2011年10月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。同調査は、同社のデータベースに登録された首都圏・近畿圏・中部圏におけるファミリータイプ分譲マンションの月額募集賃料を行政区域単位に集計・算出し、1平方メートル単価に換算したもの。

 首都圏の1平方メートル当たりの賃料は2,550円(前月比▲1.1%)と、3ヵ月連続で下落し、前年同月比でも▲1.9%と、10ヵ月ぶりに下落に転じ、安定推移していた賃料トレンドに変化がみられた。
 都県別では東京都が2,943円(同▲0.2%)、埼玉県1,605円(同▲0.2%)と下落。また、千葉県は築年数が20.0年と、やや若返ったものの、東京寄りの浦安市や船橋市で、弱含みだったことが影響して1,556円(▲0.1%)となった。一方、神奈川県は2,021円(同0.3%増)と、首都圏内では唯一の上昇となった。

 近畿圏は1,731円(同0.2%増)と引き続き上昇しており、ほかの都市と比べると堅調に推移している。中部圏は1,504円(同1.1%増)と、前月に引き続き上昇した。


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