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東京大学名誉教授の養老孟司氏招きセミナー/FRK

開会の挨拶で、「2010年度の新築着工数と既存住宅流通量はほぼ同数。流通新時代を迎え、既存住宅の流通活性化は今後ますます重要な課題となる」と話す、同協会理事長の袖山靖雄理事長

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は17日、日経ホール(東京都千代田区)にて、「第6回FRK住まいと暮らしのセミナー」を開催した。

 第1部では、(株)リクルート住宅総研の阿曽 香氏が「住宅の長寿命化に必要なものとは」をテーマに基調講演した。同研究所は、「住まいに対する意識」についての日英比較を実施。住環境やコミュニティを重視している英国は住宅の寿命が長いことなどを例に挙げ、長期優良住宅普及への近道は「家や地域に対する愛着を持つこと」と発表した。

 第2部では、東京大学名誉教授の養老孟司氏が「バカの壁、バカの柱」をテーマに特別講演。来場者の前でユニークな切り口で住まい方や生き方に対する考えを語った。

 なお、来場者数は約600名、会場は満席となった。


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