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JREITの資産規模、8兆3,500万円に拡大/東急不動産調査

 東急不動産(株)は18日、第16回「TOREIT 四半期報告」(2011年10月)を発表した。上場JREIT全投資法人の開示情報をデータベース化し、四半期ごとに調査・分析しているもの。

 当期(2011年7~9月期)のJREITの資産規模は、物件数1,891件(前期1,875件)。資産規模は前年同期比で約4,000億円拡大、取得金額ベースで8兆3,594億円(同8兆2,197億円)、鑑定評価額ベースでは7兆6,798億円(同7兆6,373億円)となった。

 期中の取得物件は39件・1,674億円(同19件・761億円)、売却物件は23件・585億円(同6件・178億円)と増加。取得時鑑定キャップレート(対象物件35件)は5.5%(同対象物件18件、5.5%)と横ばいとなった。アセット別ではオフィスは大幅に低下、商業施設は大幅に上昇。エリア別では都心5区で大幅に低下している。

 また、運用時NOI利回り(対象物件980件)は5.8%(同対象物件1,011件、5.8%)と横ばい。また、鑑定キャップレートは、半年間で全物件平均2.0bp(ベーシスポイント)下落し、平均5.62%となった。


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