不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2011年10月期の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。
同月の首都圏の居住用賃貸物件登録数は、29万1,447件(前年同月比24.4%増)。1平方メートル当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが2,490円(同▲3.9%)と6ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが1,970円(同▲2.5%)と13ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりでは、賃貸マンションが平均9万5,600円(同▲3.4%)で5ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが6万400円(同▲0.8%)で18ヵ月連続のマイナス。
一方、成約件数は1万8,840件(同9.1%増)と6ヵ月連続で増加したが、5月以降2ケタ増となっていた前年同月比が1ケタに縮小、東京都下では▲3.6%と減少に転じた。またマンションでは、東京23区が9月に続きシングル向けの取引が活発に推移、他のエリアでは再びカップル・ファミリー向けのニーズが強まるなど、エリアによる違いが顕著となった。
なお、1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,430円(同▲6.5%)と5ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが1万9,000円(同▲5.0%)と16ヵ月連続のマイナス。1戸当たりでは、賃貸マンションが平均9万2,200円(同▲9.1%)と5ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが6万2,700円(同▲4.6%)と10ヵ月連続のマイナスとなった。