日本土地建物グループは、学校法人工学院大学などが進めてきた「石巻市北上町白浜復興住宅」建設に協力を行なった。
同住宅は、同大学の創立125周年記念事業として取り組んできたもの。東日本大震災で家を失った被災者たちに応急措置の仮設住宅ではなく、本格的生活再建のための恒久住宅を建設・入居してもらい、東北地方の美しい村を再生するのが目的。事業費は、すべて募金で賄った。
同市内で地元企業が保有する約5,000平方メートルの敷地を同大学が借り上げ、建物を建設。地元のNPO法人に建物を無償貸与。NPO法人から被災者に転貸する。被災者は、管理費のみを支払い、NPO法人が管理運営を行なっていく。建物は、木造平屋建て3棟、木造2階建て8棟。いずれも伝統工法で、専有面積は42～102平方メートル。
日本土地建物グループは、今回の事業スキーム構築、契約書類の作成、運営に伴う管理費用の算定などに協力した。なお、同住宅は、23日に竣工。被災者の入居が始まっている。