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不動産情報サイト検索者の訪問率、74.8%にまで上昇/RSC調査

 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は29日、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果を発表した。調査は2011年6月22日~9月2日、同協議会サイトおよび会員サイト上で一般消費者向けに実施したもの。物件検索を経験した915人から有効回答を得た。

 物件検索後、実際に不動産会社に問い合わせたユーザーは72.5%(前年比5.2ポイント増)で、売買物件検索者に絞ると8割に迫った。平均問い合わせ会社数は3.4社(同▲0.1ポイント)だった。問い合わせ方法で最も多かったのは「メール」の71.5%。とくに賃貸が10.1ポイントアップ(71.5%)と顕著だった。売買は同▲5.1ポイント(71.5%)と逆の動きとなった。「電話」利用は49.2%(同▲5.3ポイント)と過半数割れ。賃貸は45.5%(同▲16.3ポイント)まで減少した。

 問い合わせ後、不動産会社を訪問した人は74.8%(同2.1ポイント増)となり、売買検索者の訪問率の上昇が目立った。特に“問い合わせをした不動産会社のみを訪問”した人が5割を超え、大幅に増加した。また、訪問後契約した人は59.5%(同14.4ポイント増)と6割に迫ったが、協議会では「東日本大震災による春の需要期が遅れたことが影響した可能性がある」としている。問い合わせから契約までの期間は、賃貸が長期化する一方、売買は僅かに短縮する傾向が見られた。


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