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法令違反のグループホーム、是正施設が約半数に/国交省調査

 国土交通省は11月30日、「防火・避難関係規定に係るフォローアップ調査」の結果を発表した。

 2009年3月に発生した老人ホームの火災、10年3月に発生した認知症高齢者グループホームの火災等を受け、全国の特定行政庁に防火・避難関係規定に係るフォローアップ調査を実施しているもの。今回は11年9月30日までの数値。

 老人福祉法第29条に基づく届出がなされていない有料老人ホームは622件。点検済みの615件(全体施設数のうち98.9%)のうち、建築基準法令違反を把握した件数は375件(点検済み施設のうち61.0%)。ほぼすべてに是正指導を行ない、うち是正済みは132件(法令違反物件のうち35.2%)。

 認知症グループホーム9,956件のうち、点検済みは9,686件(全体施設数のうち97.3%)。そのうち建築基準法令違反が把握できたのは1,445件(点検済み施設のうち同14.9%)。是正指導済みは1,445件(法令違反物件のうち100%)、是正済みの施設は693件(同48.0%)となった。


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