三菱地所レジデンス(株)は、鹿島建設(株)と共同で開発を進めてきた「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」(東京都中央区、総戸数883戸)のモデルルームを、2012年1月7日にオープン。2月下旬から販売開始すると発表した。6日、モデルルームが報道陣に公開された。
同物件は、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩11分、晴海二丁目区画整理事業地内の約3.0ha(第1期・第2期、計2万9,882.29平方メートル)に建設されるタワーマンション2棟(総戸数約1,800戸)のうちの一つで、「ザ・パークハウス」ブランドのフラッグシップとなるプロジェクトと位置付けている。
建物は、鹿島建設施工のコアウォール免震構造で、地上49階地下2階建て・高さ175m。都内の免震マンションとして初の長期優良住宅認定を取得する。世界的建築家であるリチャード・マイヤー氏をコンセプトデザイナーに起用。3~48階まですべてのフロアに、防災備蓄倉庫を設置。定期的な防災訓練など、ソフト面でのサポートも強化。東日本大震災を受け、非常用発電機の稼働時間を6時間から24時間以上へ引き上げている。
住戸は、1LDK~3LDKの全96タイプで、専有面積は42~158平方メートル。販売価格は、1LDK(専有面積40平方メートル~)が2,000万円台から、2LDK(同60平方メートル~)が4,000万円台から、3LDK(同70平方メートル~)が5,000万円台からを予定。9月1日のプレセールス開始から3ヵ月間で3,000件超の事前反響を得ており、1期販売で総戸数の3割以上を販売する予定。
6日会見した、三菱地所レジデンス取締役社長の八木橋孝男氏は「1989年の用地取得以来、この立地での住まいのあり方について、徹底的に研究・検討を重ねてきた。クロノレジデンスは、その結晶といえる。東日本大震災以降、ユーザーはハード・ソフトともに安全・安心を重要視するようになった。このマンションは、独自の免震構造や全フロアへの防災備蓄倉庫設置に加え、当社の災害対策基準強化のモデルプロジェクトでもあり、安心して住んでいただける住まいになったと思う」などと抱負を語った。