(財)東日本不動産流通機構は12日、2011年11月度の首都圏の市場動向を発表した。
中古マンションの成約件数は2,497件(前年同月比▲3.9%)と、8ヵ月ぶりのプラスとなった10月から一転、再び前年割れとなった。都県別では東京都が1,143件(同▲4.2%)、埼玉県が342件(同0.9%増)、千葉県が300件(同▲15.0%)、神奈川県が712件(同▲0.3%)と、埼玉県がわずかにプラスとなったほかは、軒並み前年割れとなった。
成約単価は1平方メートル当たり38万1,800円(同▲5.4%)と5ヵ月連続の前年割れ。成約平均価格は2,470万円(同▲7.2%)で8ヵ月連続の下落だった。新規登録件数は1万4,834件(前年同月比17.9%増)と20ヵ月連続で前年同月を上回ったが、8ヵ月ぶりに増加率が2割を下回った。また、在庫件数は4万3,734件(同29.9%増)で、14ヵ月連続の2ケタ増となり、6ヵ月連続の4万件超と高水準で推移している。
一方、中古戸建住宅の成約件数は910件(同5.4%増)と、2ヵ月連続で前年同月を上回った。成約平均価格は3,027円(前年同月比0.1%増)と、6ヵ月ぶりのプラスとなり、3ヵ月連続で3,000万円台となっている。

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