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「スマートセレクト構想」第1弾、「ザ・パークハウス 茅ヶ崎東海岸南」始動/三菱地所レジデンス、メックecoライフ

「同物件では、好きな場所と好きな間取りを選んでの暮らしを提供できるようにした」と話す(株)メックecoライフ取締役社長・平生進一氏

 三菱地所レジデンス(株)は14日、分譲マンション「ザ・パークハウス 茅ヶ崎東海岸南」(茅ヶ崎市、総戸数35戸)の販売を1月中旬より開始すると発表した。同物件は、すべての住戸で間取りプランを自由に選択できる等の特徴を持つ「スマートセレクト構想」の第1弾。

 冒頭の挨拶で、同社の100%子会社で、「ザ・パークハウス」の環境デザインについて研究提案を行なう(株)メックecoライフ取締役社長・平生進一氏は、「新築マンションの価値として、ユーザーに広い選択肢を与えることが大切だと考え、『スマートセレクト構想』を提案した。これにより、同物件では、好きな場所と好きな間取りを選んでの暮らしを提供することができるようにした」などと話した。

 同物件は、SI(スケルトン・インフィル)工法を採用。また、床下に30cmの空間をつくり、構造躯体から専有部のパイプスペースを分離させ、住戸外の共用部に排水堅管を集約することで、多彩な間取り設計を実現。これにより、“好きな場所”に“好きな間取り”で暮らせる「スマート スタイル セレクト」を導入。ユーザーは好きな住居の位置と個性豊かな8プランの間取りを選択できる。そのほか、管理のルールについての見直しを進め、ベンチや水栓等を設けたエントランスホールや、中庭、テラスなどを用意することにより、住民同士のコミュニケーションを図っていく。また将来EV自動車に買い替えた際に、駐車区画へ簡単に充電設備を後付けできる対応システム「sölev(セレヴ)」を導入するなど、環境にも配慮した。
 そのほか、海岸沿いの立地条件を考慮し、サーフィンなどを楽しむ人のための「サーフボード置場」や「温水シャワー」、「ペット足洗い場」といった共用施設を用意。外観は、周囲の自然の色彩に協調する白色を基調とした洗練されたデザインとしている。なお、総合デザイン監修は建築設計事務所『みかんぐみ』、住居プランの提案は無印良品が担当。

 「ザ・パークハウス茅ヶ崎東海岸南」は、JR東海道線「茅ヶ崎」駅徒歩16分、茅ヶ崎海岸まで約90mの第1種低層住居専用地域に立地する鉄筋コンクリート造地上3階建ての新築分譲マンション。南側には海と緑豊かな松林、西側には茅ヶ崎公園が隣接する。敷地面積は2,624.27平方メートル。

 専有面積は71.71~79.17平方メートル、間取りは1LDK~3LDK(選択プランによる)。販売価格は未定だが3,000万円台半ば~4,000万円前半を検討中。

 竣工は2012年9月下旬、引き渡しは同年10月下旬を予定。


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