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首都圏の居住用賃貸成約数、7ヵ月ぶりに前年同月比マイナス/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2011年11月期の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。

 同月の首都圏の居住用賃貸物件登録数は、28万2,094件(前年同月比16.0%増)。1平方メートル当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが2,500円(同▲4.9%)と7ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが2,010円(同▲1.5%)と14ヵ月連続のマイナスだった。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが9万6,700円(同▲4.9%)で6ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが5万9,900円(同▲1.6%)で19ヵ月連続のマイナスとなった。

 一方、成約件数は1万6,134件(同▲1.3%)。5月以降、震災による実需や需要の後ズレ、分譲マンションの代替需要などにより好調に推移してきたが、この需要が一巡したことから、7ヵ月ぶりに減少に転じた。東京都下ではマンションが前年同月比で▲7.6%と振るわず、2ヵ月連続の前年同月比での減少に転じた。アパートでは、23区が同4.8%増、埼玉県が同9.7%増と、堅調に増加を維持。

 なお、1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,440円(同▲5.8%)と6ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが1,940円(同▲3.5%)と17ヵ月連続のマイナス。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが9万2,400円(同▲4.0%)と6ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが6万2,500円(同▲2.6%)と11ヵ月連続のマイナスとなった。


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