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首都圏新築戸建の成約価格、11ヵ月連続の上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は21日、2011年11月期の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建1万118件、中古マンション1,540件)、成約物件(新築戸建1,712件、中古マンション404件)をまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,213万円(前年同月比4.0%増)と、13ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,218万円(同2.2%増)と、11ヵ月連続でプラスとなった。成約価格をエリア別でみると、東京23区が4,218万円(同▲7.2%)と3ヵ月ぶりの下落となったほか、東京都下も3,330万円(同▲0.5%)、千葉県も2464万円(同▲2.2%)と下落。神奈川県は3,368万円(同0.1%増)と3ヵ月連続プラス、埼玉県は2,736万円(同1.7%増)と5ヵ月ぶりにプラスとなった。

 一方、中古マンションの登録価格は首都圏平均で1戸当たり2,316万円(同▲0.2%)。成約価格も1戸当たり2,030万円(同▲4.4%)といずれも4ヵ月連続のマイナスに。成約価格については、価格の高い東京23区が2,466万円(同▲5.5%)と5ヵ月ぶりの下落となったほか、成約数の多い神奈川県が2,025万円(同▲3.5%)と下落したこともあり、全体の下落率も拡大した。また、成約物件の平均価格は20ヵ月連続で登録物件の平均を下回った。


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