(社)プレハブ建築協会は22日、2011年度上半期(同年4~9月)「プレハブ住宅販売(完工)戸数」の調査結果を発表した。協会加盟会員各社を対象に、上期と下期に分けて調査しているもの。今回の調査対象は50社、回答率は100%。
プレハブ住宅の販売戸数は6万2,327戸(前年同期比▲0.2%)で、上半期として3期連続減少。全着工新設住宅に占めるプレハブ住宅の割合も14.4%(同▲0.9%)となった。
建て方別では、一戸建住宅が3万889戸(同7.4%増)と上半期として2期連続の増加となった。共同建ては3万1,438戸(同▲6.6%)と3上半期連続の減少となった。
構造別では、木質系が7,267戸(同10.2%増)で2上半期連続の増加。鉄鋼系が5万3,624戸(同▲0.01%)で3上半期連続の減少、コンクリート系が1,436戸(同▲33.8%)と2上半期連続の減少となった。
都道府県別の販売状況では、総数で最も増加したのが広島(同64.7%増)。前年上半期に増加した8道県(北海道、宮城、群馬、埼玉、香川、長崎、宮崎、鹿児島)のうち、宮崎(同7.3%増)のみが増加したが、他の7道県は揃って減少した。また、販売総戸数が最も多かったのは、前年同期同様、東京(7,739戸)となった。