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東京都、「大規模住宅団地再生ガイドライン」を公表

 東京都は、大規模団地が直面する問題解決、地域活力・魅力向上につなげるための「(仮称)多摩ニュータウン等大規模住宅団地再生ガイドライン(素案)」(以下、「ガイドライン」)を公表、パブリックコメントを開始した。

 都内南部に所在する大規模団地「多摩ニュータウン」を始めとする大規模住宅団地では、入居からすでに約40年が経過し、近年では居住人口の減少や住民の高齢化、住宅や都市基盤の老朽化といったさまざまな問題に直面している。その一方、緑やオープンスペースなどの環境や計画的に整備された道路といった貴重な都市インフラを有していることから、団地居住者のみならず、都民にとっても貴重な財産となっている。

 都は、「多摩ニュータウン大規模住宅団地問題検討委員会」を設置。大規模団地が直面するさまざまな問題解決や地域の活力・魅力向上など、その再生のあり方について検討を進め、今回ガイドラインをとりまとめたもの。
 
 ガイドラインでは、大規模住宅団地が直面する問題を整理しつつ、「多様な世代が集う賑わいのあるまち」「豊かな都市環境と安全安心を備えたまち」といった方向性を明示。さらに分野ごとに「インフラ維持、更新とバリアフリー化」「防災性向上」「ストック活用による住み替え」など具体的な検討項目・検討ポイントを挙げている。

 ガイドラインは、東京都ホームページ内PDFで閲覧可能。


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