(財)東日本不動産流通機構は16日、2011年12月度の首都圏の市場動向を発表した。
中古マンションの成約件数は2,272件(前年同月比0.3%増)と、2ヵ月ぶりに前年同月プラスを回復した。都県別では東京都が1,067件(同3.6%増)、埼玉県が280件(同6.9%増)、千葉県が295件(同▲3.6%)、神奈川県が630件(同▲5.5%)と、成約件数の多い東京都のプラスが寄与した。
成約単価は1平方メートル当たり38万7,600円(同▲3.7%)と6ヵ月連続の前年割れ。成約平均価格は2,515万円(同▲3.6%)で9ヵ月連続の下落だった。新規登録件数は1万3,543件(前年同月比15.8%増)と21ヵ月連続で前年同月を上回ったが、2ヵ月連続で増加率が2割を下回った。一方、在庫件数は4万3,728件(同27.4%増)で、15ヵ月連続の2ケタ増、7ヵ月連続の4万件超の高水準ではあるものの、20ヵ月ぶりに前月を下回った。
一方、中古戸建住宅の成約件数は865件(同5.6%増)と、3ヵ月連続で前年同月を上回った。成約平均価格は2,874万円(前年同月比▲8.8%)と、2ヵ月ぶりのマイナスとなり、4ヵ月ぶりに3,000万円台を下回った。