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東京・目白の台湾人起業家の個人邸を改装/ブルースタジオ

広々としたリビングには壁一面の収納を備えた
壁面には絵本作家がパターンを制作したレリーフ壁を取り入れた

 (株)ブルースタジオは16日、同社がリノベーションした台湾人起業家の個人邸(東京都豊島区)を報道陣向けに公開した。

 JR山手線「目白」駅徒歩3分に立地する、築23年、鉄筋コンクリート造地上3階建ての区分所有マンション3階部分(262.32平方メートル)を全面刷新したもの。工費は約5,500万円、工期は9ヵ月。オーナーは、日本国内の不動産顧問を営む台湾人の女性起業家で、同物件を自宅兼ビジネス拠点として購入。リノベーションに実績のある同社に設計を依頼した。

 同社は、住戸内の3部屋を顧客向けのゲストルームとして改装。ゲストルームはホテル仕様とし、各部屋にユニットバスを設置した。内装は、台湾人の気鋭女性デザイナー・張 懷文氏(Huai-wen Chang)と絵本作家・米力氏(Milly)とのコラボレーションにより、アーティスティックかつハイグレードな空間に仕上げた。米力氏がパターンを制作したレリーフ壁(MDFにレーザーカットで加工)、一筆書きのように室内をぐるりと囲む造作家具や無垢材で製作した4mのダイニングテーブルなど、明るくやわらかで女性らしいデザインを採用。暖炉、床暖房、LED照明、衛生器具などを導入している。

 ブルースタジオのCSRE統括部・CSチーム・デザイナーの磯山克規氏は「すでに他の中国投資家などからもご相談はいただいている。今後もこうした依頼があれば対応していきたい」と述べた。


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