(社)高層住宅管理業協会は16日、帝国ホテル東京(東京都千代田区)にて新年賀詞交歓会を開催。協会関係者のほか、多数の来賓が参加した。
会の冒頭、理事長の黒住昌昭氏が挨拶。「2011年4月から始まった新中期事業計画では、特に『建物』と『人』の高齢化への対応に注力したい。『建物』については、東日本大震災により、耐震診断・工事の重要性を再確認した。耐震診断の義務化が必要だが、コストがかかる。実現のため、助成・優遇策などの支援が必要であり、政府に協力を求めていく。
『人』については、第三者管理者方式の基準を明確にすることが求められるが、マンション運営はあくまでも区分所有者が意欲的に行なうことが大前提。そのことを踏まえ、スムーズな運営方法を考えていくべきだ。
そのほかにも、コンプライアンスの遵守、CO2削減など多くの課題があるが、信頼される業界としてユーザーに広く認知されるよう、いっそう努力していく所存。併せて、『住まう楽しさ』を提供し、住文化の創造を目指していきたい」などと語った。
その後、同協会副理事長の大高 進氏の音頭で乾杯し、盛会となった。