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一般主婦集め座談会、生の声を商品企画に反映/大京

座談会の模様。今回は、大京の会員組織からの公募に加え、より辛辣な意見を求める狙いで、一般からも公募。6名が主婦目線で開発されたマンション設備について、さまざまな意見を出し合った

 (株)大京は17日、「ライオンズリビングラボ」活動の一環として、主婦に同社マンション企画について意見を問う座談会を、現在販売中の「ライオンズふじみ野マークレジデンス」(埼玉県富士見市、総戸数61戸)モデルルームで行なった。

 「ライオンズリビングラボ」は、2005年発足した、生活者の声に耳を傾けた商品づくりに取り組む女性中心のチーム。家で過ごす時間が最も長い「主婦」の視点に立ち、入居者アンケート、ユーザーアンケート、座談会を半年サイクルで実施。そこで得られた女性の意見を取り入れたオリジナルの水回り商品や収納類を新築マンションに順次導入しているほか、リフォーム商品としても提供している。

 通算9回目となる今回の座談会では、同社会員組織に加え、一般からも参加者を公募。30~40歳代で、マンションの居住している主婦6名が参加した。参加者は、モデルルームで「リビングラボ」が開発した商品群の使い勝手を確認。その後、「キッチンの分別ごみ置き場」「可変性のある洋室収納」「家事効率を考えたランドリー企画」をテーマに、実際どのような家事動作をしているか、テーマに関連する悩みごとや解決策、同社提案に対する感想などについて、自由に語り合った。

 終了後、参加した主婦たちからは、「いま住んでいるマンションは良いと思って買ったが、今日見た設備機器は、それ以上の工夫がされていてすごいと思った」「主婦の多くは、『私たちが本当に使いやすい商品を実現するのは無理だろう』と考えている。これからも、主婦のどんな声を商品に反映してくれるのかが楽しみ」「リフォームの参考にさせていただきたい」「選択肢が増えるのはいいこと」など、感嘆の声があがった。

 リビングラボが開発した設備類は、入居者アンケートでも9割以上の回答者が「満足している」と答えているほか、「『この設備が付いているから、ライオンズマンションにした』という声も多くいただいている」(同社商品企画部リビングラボ課課長代理・山岸真樹氏)ことから、今後も活動を強化していく方針。


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