(株)東京カンテイは19日、12月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートルに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は2,956万円(前月比0.4%増)と3ヵ月ぶりに上昇した。都県別では、東京都が3,769万円(同▲0.2%)と10ヵ月連続の下落で、前年同月比の下落率(▲4.3%)も他の主要エリアに比べて大きかった。埼玉県は1,870万円(前月比▲0.4%)、千葉県は1,861万円(同▲0.3%)と、ともに下がった一方で、神奈川県は2,547万円(同0.7%増)と、前月に引き続き首都圏で唯一の上昇となった。
近畿圏の中古マンション価格は1,823万円(同0.2%増)と依然として1,800万円台前半での安定推移が続いている。大阪府は1,882万円(同変動なし)、兵庫県は1,804万円(同▲0.3%)と3ヵ月連続で1,800万円を上回った。
中部圏は1,522万円(同0.5%増)とわずかに上昇。愛知県は1,565万円(同0.3%増)と、こちらもわずかに上昇した。