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都市型3階建てで、都市部の建替需要に対応/大和ハウス工業

「xevo 03」ナチュラルタイプの外観
「敷地空間を有効活用した都市型商品で、都市部建て替え層の需要に対応したい」と話す同社代表取締役専務執行役員営業本部長・渦居隆司氏

 大和ハウス工業(株)は24日、都市型3階建ての新商品「xevo 03(ジーヴォ・ゼロサン)」を、2月3日から発売すると発表した。

 同商品は、都市部狭小地での建替層をターゲットにした軽量鉄骨造3階建ての戸建住宅。都市部での3階建て住宅への需要の高まっているなか、同社は都市部建て替え層の需要に対応できるラインアップが弱かったことから開発に至ったもの。

 1階の柱幅を従来の60mmから80mmタイプに変更し、同社従来品比で耐力を約2割向上。室内の柱や壁を減らし、設計プランの自由度を高めた。1階外壁壁を2重耐力壁とし、開口部を大きく確保した。バルコニーは、外壁からの張り出し距離を従来の0.9mから最大1.8mへ拡大し、バルコニー下部の敷地スペースを有効活用。柱型や壁厚のロスが少ない軽量鉄骨造により、重量鉄骨造の同社商品に比べ、延床面積120平方メートルの場合で各階約1帖分の有効面積を生み出せる。そのほか、太陽光発電や高効率給湯器、一部LED照明、外張り断熱通気外壁を標準装備とした。
 
 発表会の挨拶で、同社代表取締役専務執行役員営業本部長・渦居隆司氏は、「人口が密集する都市部では、3階建て住宅の需要が高い。中でも敷地面積100平方メートル未満の狭小地で建設されるケースが多いため、狭い敷地空間を有効活用できる新商品として開発した。東日本大震災以降に求められる耐震性も強化しており、都市部での受注を増やしたい」などと話した。

 価格は坪単価67万2,000円から(税込、太陽光発電システム3.3kW搭載)。販売地域は北海道・沖縄を除く全国(一部地域を除く)。販売目標は年間430棟を目指す。


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