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中古住宅・土地の「二重価格表示」可能に/消費者庁・公取委がパブコメ開始

 消費者庁と公正取引委員会は25日、「不動産の表示に関する公正競争規約」と同施行規則の一部変更案について、パブリックコメントを開始した。

 今回の変更案では、「新築後2年以内の未入居の建物」だけに認められていた二重価格表示基準について、中古住宅と土地についても可能としている。また、畳数表示基準について、中古住宅については畳1枚当たりの実際面積を表示することを条件に、居室広さを畳の枚数で表示することを認めていたが、改正案では1畳当たり1.62平方メートルに換算した畳数での表示に統一する。

 そのほか、賃貸マンション・アパートについては、家賃保証会社等と契約することを賃貸条件とする場合、その旨と契約に要する金額の表示を義務付けるほか、モデルルーム・完成予想図の不当表示事項として、優良誤認にあたる表示に加え「事実に相違する表示」を加える。

 意見募集は、2月24日まで実施する。


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