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首都圏一人暮らしの平均賃料、学生5万8,700円、社会人6万4,900円/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、トレンド調査「一人暮らしの実状と部屋探しについて」のアンケート調査結果を発表した。首都圏で一人暮らしをしている18~29歳の学生および社会人計800人を対象に、賃貸住宅にまつわる現状と希望、部屋探しについて、2011年9月30日から10月5日にかけ、インターネットを通じて調査したもの。

 月額家賃の平均は、学生が5万8,700円(前回調査比▲400円)。うち男子5万5,700円(同▲700円)・女子6万1,700円(同▲200円)だった。社会人は6万4,900円(同▲1,400円)。うち男性6万3,600円(同▲2,900円)・女性6万6,100円(同横ばい)となった。

 毎月の収入に占める家賃の割合では、学生が40.7%(同▲0.7ポイント)、社会人30.3%(同0.3ポイント増)となった。

 現在の間取りと建物のタイプについては、学生・社会人ともに「1K」「賃貸アパート」が過半数を占めた。「ワンルーム」に住む社会人は15.5%と、学生の28.8%と比べて13.3ポイント少なかった。希望の築年数は、全体では「10年以内」が30.5%と最多だが、学生では「10年超可」が前回調査比9.4ポイント増で4割以上となるなど、築年数の許容範囲が広がっている傾向が伺えた。

 今後の部屋探しでは、「設備」の重視度が大幅に増加。中でも「防音(遮音)」「大型収納」「追い焚きバス」等のニーズが高まっている。今後、重視する環境(立地)は、「駅近」(学生75.8%、社会人69.5%)がトップ。次いで、「勤務先(学校)の近さ」(学生71.5%、社会人55.0%)、「スーパーの近さ」(学生54.5%、社会人51.8%)と続いた。


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