不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社のネットワークにおける、2011年12月期の首都圏の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。調査対象物件は、登録物件が、新築戸建8,216件、中古マンション1,157件。成約物件が、新築戸建1,514件、中古マンション329件。
新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,215万円(前年同月比4.4%増)で、14ヵ月連続のプラス。平均成約価格は、1戸当たり3,282万円(同4.0%増)で、12ヵ月連続のプラスとなった。比較的価格レベルの高い神奈川県の上昇、また、価格の高い東京23区で成約が大幅に増加したことによるもの。一方、東京23区では、5,000万円以上の物件の割合が低下しており、平均価格は2ヵ月連続で下落。前月比は2.0%上昇しプラスに、成約価格の平均は、登録価格の平均を2ヵ月連続で上回った。
中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,343万円(同1.3%増)で、5ヵ月ぶりのプラスに。平均成約価格は、1戸当たり2,186万円(同▲0.6%)と5ヵ月連続のマイナスとなったが、価格の高い東京23区が上昇に転じたことから、下落率は0.6%にとどまった。前月比は5ヵ月ぶりにプラスとなったが、成約物件の平均価格は21ヵ月連続で登録物件の平均を下回った。なお、1平方メートル当たり成約価格は前年同月比4.9%下落、5ヵ月連続のマイナスとなった。