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マンション計上戸数半減など響き減収減益に/東急不動産12年3月期第3四半期決算

 東急不動産(株)は1月31日、2012年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12月31日)の連結売上高は3,624億2,700万円(前年同期比▲4.7%)、営業利益273億7,600万円(同▲38.8%)、経常利益158億2,900万円(同▲59.5%)、四半期純利益317億7,400万円(同883.7%増)と減収減益。最終利益の大幅増は、匿名組合等の連結に伴う、負ののれん益483億円の特別利益計上などによるもの。

 セグメント別にみると、分譲事業はマンション計上戸数が大型物件の引き渡しがなくなったこともあり371戸(前年同期比▲247戸)と半減。売上高は485億円(同▲35.7%)、営業利益0万円(前年同期:5億円)となった。賃貸事業は、匿名組合29社の連結化による賃貸収入増があったものの、前期計上されたSPCのビル売却による配当が無くなったことから、売上高は915億円(前年同月比▲9.0%)、営業利益268億円(同▲38.0%)と減収減益に。

 通期については、売上高5,550億円、営業利益430億円、経常利益270億円、当期純利益310億円を見込んでいる。


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