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JR札幌病院隣地にサービス付き高齢者向け住宅竣工/ミサワホームグループ

「BLAN JR 札幌」外観

 ミサワホームグループのミサワホーム北海道(株)と(株)マザアスは2日、サービス付き高齢者向け住宅「BLAN JR(ブランジェイアール)札幌」(札幌市中央区)が完成したと発表した。

 JR「札幌」駅から徒歩7分、JR札幌病院隣接地に立地。敷地面積は1,865.01平方メートル、延床面積は8,402.71平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階地下1階建て。建物上層階(5~10階)に自立高齢者向け住戸「BLAN JR 札幌」(総戸数60戸)を、下層階(2~4階)には要介護高齢者向け住戸「マザアス札幌」(総戸数54戸)を配置。1階部分の薬局、介護サービスなどの生活支援事業所などを誘致した。オーナーは北海道旅客鉄道(株)で、自立高齢者向け住戸をミサワホーム北海道、要介護高齢者向け住戸をマザアスがそれぞれ貸借して運営していく。

 「BLAN JR 札幌」は、専有面積42.31~56.50平方メートル、間取り1LDK~2LDK、月額費用11万6,500~15万5,500円。「マザアス札幌」は、専有面積18.00~21.90平方メートル、間取り1R、月額費用21万9,000~229,000円。

 建物は、全館バリアフリー、オール電化を採用し、各住戸や共用部の要所には緊急通報用の非常ボタンを設置するなど、安全かつ快適な居住空間を提供。また各住戸に設置されたユニットバスのほかに、共用の大浴場も設けている。
 また、フロントサービスで来客受付、宅配便やクリーニングの取り次ぎなどを行なう。食事については入居者の希望に応じてレストランでの食事サービスの選択が可能。レストランでは栄養士、調理スタッフによるバランスの取れた食事を提供していく。

 同グループではこれまでに道内で8ヵ所の高齢者向け賃貸住宅(旧高齢者専用賃貸住宅)を開設しているが、自立高齢者・要介護高齢者向け住戸が複合した住宅の運営は今回が初めてのケース。「BLAN JR 札幌」は3月、「マザアス札幌」は4月に開設予定。


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