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賃貸事業は堅調も、分譲事業は計上戸数減少で赤字に/三井不12年3月期第3四半期決算

 三井不動産(株)は、2012年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12月31日)は連結売上高8,907億9,100万円、(前年同期比▲9.8%)、営業利益773億6,400万円(同▲11.2%)、経常利益608億4,600万円(同▲14.0%)、純利益は277億5,100万円(同▲17.9%)。

 賃貸セグメントは、前期に建替えに向けて稼働を停止した「日比谷三井ビルディング」や既存オフィスビルによる減収影響があったものの、前期に竣工した「三井純友銀行本店ビルディング」や「三井アウトレットパーク滋賀竜王」、当期に新規稼働した「名古屋三井ビルディング」や「三井アウトレットパーク倉敷」などの収益が寄与。売上高3,145億円3,100万円(同▲1.9%)、営業利益743億6,300万円(同3.9%増)を計上した。

 分譲セグメントは、個人向け住宅分譲が前年同期比で計上戸数が減少したこと、投資家向け分譲等でも大型物件売却が少なかったことなどから、全体では売上高1,557億5,500万円(同▲39.9%)、営業損失2億6,700万円(前年同期:107億6,200円)と営業赤字となった。

 通期については11年10月公表数字に変更はなく、売上高1兆3,600億円、営業利益1,220億円、経常利益1,000億円、純利益480億円を見込んでいる。


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