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新規竣工物件の引き渡しが次期に集中、約19億円の赤字に/明和地所12年3月期第3四半期決算

 明和地所(株)は10日、2012年3月期第3四半期決算を発表した。 

 当期(11年4月1日~12月31日)の連結売上高は75億6,300万円(前年同期比▲50.9%)、営業損失16億2,400万円(前年同期:営業利益5億6,900万円)、経常損失27億2,500万円(同:経常損失4億6,100万円)、当期純損失19億2,500万円(同:当期純損失7,600万円)。

 マンションの供給・早期販売および良質な開発用地の取得に注力し、当期末における分譲マンションの契約残高は248億2,200万円(前年同期比91.5%増)となり、不動産売上の計画値に対し83%程度の契約を完了した。しかし、新規竣工物件の引き渡しが第4四半期に集中していることから、今四半期は減収減益となった。

 主力の不動産販売事業は、新規竣工物件の引き渡しが限られたことから、売上高は32億5,300万円(同▲69.8%)、営業損失は19億5,300万円(前年同期:営業損失900万円)となった。不動産賃貸事業については、賃貸用不動産の売却による賃貸収入減により、売上高は12億2,600万円(前年同期比▲28.2%)、営業利益は4億8,200万円(同▲34.7%)。不動産管理事業は、売上高28億7,000万円(同▲1.1%)にとどまったが、経費圧縮に努めた結果、営業利益3億8,800万円(同9.8%増)を計上した。

 なお通期については、連結売上高396億円、営業利益32億円、経常利益15億円、当期純利益5億円を見込んでいる。


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