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東京・秋葉原でファミリーマンション着工/アパグループ

「CONOE(コノエ)<秋葉原万世橋>」完成予想図
「地価・金利・建築費ともまだまだ低く、仕入れには好環境。今後も東京都心での用地仕入れを継続していく」と語る、アパグループ元谷代表

 アパグループは14日、分譲マンション「CONOE(コノエ)<秋葉原万世橋>」(東京都千代田区、総戸数23戸)を着工した。

 同物件は、JR線「秋葉原」駅徒歩3分に立地する、地上12階建てのマンション。2010年4月から進めてきた中期5ヵ年計画(頂上戦略)「SUMMIT5」の一つ。同計画では、東京都心部で合計40棟のホテル・マンションを開発する方針で、「秋葉原」は、同計画初のファミリー物件となる。

 LED照明・節水型トイレ・照明一括オンオフスイッチといった「エコ仕様」、エントランス・エレベーター・玄関のトリプルセキュリティや防犯センサーといった「ハイセキュリティ」、周辺アパホテルでの各種サービスの利用など「ホテル連携」が特徴。

 住戸は、2LDK・3LDK、専有面積46~65平方メートル。4月から販売予定で、販売価格は未定だが、坪単価300万円以下となる予定。

 同日会見した同グループ代表の元谷外志雄氏は、直近の事業戦略について「マンション事業は、コンパクトからファミリー、タワー、都市開発型と大型化していく方針。展開を急ぐあまり投資基準を変えるようなことはしないが、地価・金利・建築費ともまだまだ低く、仕入れには好環境。現在までにホテル事業地18棟分(うち10棟が開業済み)、マンション用地13棟分(うち9棟が着工済み)を取得しており、今年5月の創業40周年に合わせ、あと9ヵ所の用地を仕入れたい」とした。

 また、ファミリーマンション第2弾となる、東急東横線「代官山」駅前の「THE CONOE代官山」については「総戸数は120戸前後、できれば坪単価500万円以下で発売したい。アパグループは、420万人の会員を有するホテルグループとして、大手ディベロッパーに負けないブランド力があると自負している。高値で仕入れて高く売る大手の商売ではなく、良質な商品をリーズナブルな価格で提供したい」などと抱負を語った。


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