(社)日本木造住宅産業協会(木住協)は15日、第11回「木造ハウジングコーディネーター(木造HC)資格試験」成績優秀者の表彰式を行なった。
木造HCとは、木造住宅のスペシャリストを育成するために、木住協が設けた任意の資格認定制度。
第11回となる今回は、東日本大震災の影響で、従来12月に行なっていた試験をひと月延ばして実施、試験会場も全国9会場から6会場に限定した。試験は営業編・技術編各200問、合わせて400問を出題。349名が受験し、新たに297名が合格、累計で2,325名が有資格者となった。
表彰式で、木住協専務理事・熊 建夫氏は、「東日本大震災の影響で、木住協の通常業務が中止・延期され、また、応急住宅建設のため、研修部長を半年間、宮城県に派遣するなど、試験の開催が危ぶまれたが、無事に1月に試験を行なうことができた。応募者数が少なくなることを懸念したが、申し込み数は過去1番となった。今回は、満点の400点も出るなど成績優秀者の得点が高い傾向が見られた」などと述べた。