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複合ビル「広島トランヴェールビルディング」が竣工/三井不動産

「広島トランヴェールビルディング」外観

 三井不動産(株)は17日、共同事業者(広島電鉄(株)、広電不動産(株)、中央三井信託銀行(株)、CMTBファシリティーズ(株)、(株)もみじ銀行)と開発を推進してきた複合ビル「広島トランヴェールビルディング」(広島市中区)の竣工を発表した。

 同ビルは、「広電ビル」(昭和39年竣工)、「広電ビル別館」(昭和49年竣工)、「さくら広電ビル」(昭和36年竣工)の跡地に開発されたもの。
 広島電鉄「紙屋町東」電停徒歩1分、アストラムライン「県庁前」駅徒歩2分の立地で、広島県庁や大手企業、商業施設などが集積する広島市のビジネス・商業の中心地に位置。
 敷地面積2,804.84平方メートル、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造地上14階地下2階塔屋2階建て、延床面積約2万9,000平方メートル。

 高遮熱断熱Low-E複層ガラス、日除けルーバーを採用し、直射日光を遮ることによる熱負荷の低減や、共用部にLED照明、人感センサー付照明、専用部には灯数切り替え型照明・自然調光が可能な照明システムを採用するなど、消費電力の低減に配慮した設計を行なっている。

 銀行・商業店舗区画には、事業者の中央三井信託銀行、もみじ銀行のほか、アウトドア総合ブランド「モンベル」の旗艦店や、「H.I.S.」などが出店。事務所区画については、(株)日本政策金融公庫、アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー日本支店、三井物産(株)、東レ(株)ほかが入居するなど、満室での竣工となった。なお、事務所区画は2月27日より順次稼働。

 同社は共同事業者から、建物竣工時まではプロジェクトマネジメント業務を、竣工後は建物管理運営業務を受託し、事業を推進していく。


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