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「サービス付き高齢者向け住宅」実務セミナーを開催/日管協

セミナーの冒頭、「医療・介護事業者との連携で、快適な高齢者住宅を供給していくことが必要」と挨拶した三好会長
セミナーの様子

 (財)日本賃貸住宅管理協会は17日、学研ビル(東京都品川区)で「サービス付き高齢者向け住宅」(以下、サ付住宅)実務セミナーを開催、約130名が参加した。

 冒頭、同協会会長の三好 修氏が「今後の増税、高齢化を見据え、賃貸管理ビジネスは『知恵』が勝負の時代となる。賃貸管理事業者、医療・介護事業者が連携することで、高齢者への快適な住宅を供給していくことが必要」と挨拶。

 セミナーでは、国土交通省住宅局安心居住推進課企画専門官の武井佐代里氏が、高齢者住宅施策について解説したのに引き続き、(株)シルバーライフネットワーク代表取締役の向井幸一氏が「少子高齢化における賃貸住宅 サービス付き高齢者向け住宅」をテーマに講演。都道府県別に、高齢化率の推移や高齢者住宅・施設の整備状況を分析し、今後の高齢者住宅の需要を予測した。
 また、(株)やさしい手代表取締役の香取 幹氏は、サ付住宅と「定期巡回」の組み合わせによる地域包括ケアの実現について講演。(株)学研ココファン代表取締役の小早川 仁氏は、「『ハード』よりも『ソフト』、『住まい』よりも『住まい方』が重要となった今、そうした高齢者ニーズに対応する住宅を提供することが、サ付住宅運営成功の秘訣」などと述べた。


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