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東京・月島の市街地再開発事業が着工。53階建ての超高層マンションなど建設/三井不レジ、野村不が参画

I街区高層住宅外観(イメージ)

 月島一丁目3、4、5番地区市街地再開発組合は20日、「月島一丁目3、4、5番地区第一種市街地再開発事業」(東京都中央区)を起工、施設建築物新築工事に着手した。

 同事業は、2010年5月に再開発組合を設立。三井不動産レジデンシャル(株)と野村不動産(株)が組合員として参画、取り組んできたもの。

 開発地区は、東京メトロ有楽町線「月島」駅徒歩1分に位置。約5,700平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート造地上53階地下2階建て、総戸数703戸の超高層住宅(I街区)と、約600平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート造地上12階地下1階建て、総戸数44戸の共同住宅(II街区)を建設する。
 I街区の高層部には制震構造を採用。停電時の非常用発電機や地域防災倉庫を設置する計画。また、三井不動産レジデンシャルのマンション防災基準の強化策に基づき、非常用発電の3日稼働確保、家具転倒防止対策、災害対策拠点の設置などを実施する。

 施工は清水建設(株)、三井不動産レジデンシャルならびに野村不動産は住宅床の一部を取得し、一般分譲を行なう。竣工は15年夏頃の予定。


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