不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社のネットワークにおける、2012年1月期の首都圏の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。調査対象物件は、登録物件が新築戸建9,608件、中古マンション1,579件。成約物件が、新築戸建1,513件、中古マンション320件。
新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,196万円(前年同月比0.1%増)で、15ヵ月連続のプラス。平均成約価格は、1戸当たり3,210万円(同2.5%増)で、13ヵ月連続のプラスとなった。価格の高い東京23区の成約件数増加と、成約件数の多い神奈川県で価格が上昇したことによるもの。その一方、エリア格差が大きくなっており、神奈川県・埼玉県が3ヵ月連続の上昇となっているのに対し、東京23区は逆に3ヵ月連続の下落となっている。なお成約価格の平均は、登録価格の平均を3ヵ月連続で上回った。
中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,321万円(同▲3.5%)で、再び前年割れに。平均成約価格は、1戸当たり2,234万円(同0.5%増)6ヵ月ぶりのプラスとなった。東京23区の平均価格が6ヵ月ぶりに2,800万円を超え、神奈川県の下落を補ったため。成約物件の平均価格は22ヵ月連続で登録物件の平均を下回った。なお、1平方メートル当たり成約価格は前年同月比1.1%下落、6ヵ月連続のマイナスとなった。