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繰延税金負債約5億円を計上、12年2月期の運用状況を修正/JRF

 日本リテールファンド投資法人(JRF)は28日、2012年2月期の運用状況予想の修正を行なった。

 商業施設「博多リバレイン/イニミニマニモ」(福岡市博多区)の信託受益権準共有持分(50%)の譲渡に伴う収益への影響、および譲渡に関連して発生する繰延税金負債5億1,400万円の計上に伴う法人税等調整額計上を踏まえ、運用状況予想の修正を行なうもの。

 修正後の運用予想は、営業収益235億9,600万円(前回発表予想比0.0%)、営業利益53億2,400万円(同▲42.8%)、経常利益28億1,300万円(同▲58.5%)、当期純利益22億9,700万円(同▲66.1%)、1口当たり分配金3,665円(同6円増)とした。1口当たり分配金の予想については、配当積立金(負ののれん)を取り崩して分配を行なう予定のため、おおむね変更はない。

 併せて、商業施設「ならファミリー」(奈良県奈良市)の信託受益権の底地の一部を取得すると発表。取得価格は35億円、取得先は国内の事業法人、取得予定日は6月29日。

 なお、今回の譲渡および取得が12年8月期の運用状況に与える影響は軽微としている。


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