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狛江の分譲マンションに「ダブル創エネ」システムを導入。集合住宅では日本初/積水ハウス

「グランドメゾン狛江」外観イメージ

 積水ハウス(株)は6日、分譲マンション「グランドメゾン狛江」(東京都狛江市、総戸数524戸)において、東京ガス(株)が販売している太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」と「ガスコージェネレーション」の2つのシステムが作り出すエネルギーを活用する「ダブル創エネ」を採用すると発表した。分譲集合住宅での水道水直接加温方式による「ダブル創エネ」採用は日本初。

 「グランドメゾン狛江」は、小田急電鉄小田原線「狛江」駅徒歩6分に位置する鉄筋コンクリート造14階建ての分譲マンション。2012年6月に販売開始予定。

 「SOLAMO」とは、東京ガスが2010年10月より販売している新築集合住宅向け屋上設置型太陽熱利用ガス温水システム。ガスコージェネレーションシステムは、クリーンな天然ガスを用いて必要な場所で電気をつくり、同時に発生する排熱を冷房・暖房・給湯・蒸気などに有効利用する省エネルギーシステム。

 同物件では、屋上に設置された「SOLAMO」の太陽熱集熱器(パネル)で集めた太陽熱と「ガスコージェネレーション」の排熱により貯湯器内の水道水を直接加温する方式で、あらかじめ約30度の温水(予熱水)をつくり出し、各住戸に設置された潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ」に供給。給湯器内で水道水を加温してお湯にする従来の方式と比べてガス消費量を削減することができ、潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ」の効果と合わせてマンション全体でCO2を年間約180t削減し、住戸一戸当たりにおいてはガス代を年間約1万7,000円節約することができる。


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