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「グリッド型BCP」有効性実証へ、総合震災訓練を実施/森トラスト

 森トラストグループは、東日本大震災から約1年を迎えた1日に、総合震災訓練を実施したと発表した。

 同グループでは、東京本社の震災対策本部と主要施設および仙台、大阪をWEB会議システムを用いた独自のネットワークシステムで連結し、全国94施設を効率的に管理できる体制の「グリッド型BCP(事業継続計画)」を構築しているが、今回の訓練は、震災ポータルサイトを利用した被害情報共有、帰宅困難者対応など、各種想定事例に対応するシュミレーションを実施、「グリッド型BCP」の有効性を実証するためのもの。

 首都直下型(M7.3)が冬季平日に発生し、震度6強の揺れが都心部で発生することを想定したもので、グループ社員約1,500名が参加。
 地震後5分で東京本社で震災対策本部を編成し、WEB会議システムによる東京・仙台・大阪の3拠点などをリアルタイムで接続したほか、震災ポータルサイトによる被害状況の一元管理など、情報共有体制を構築した。また、専門部署による建物安全確認や、丸の内トラストシティでの帰宅困難者対応訓練、救護訓練、震災井戸や仮設トイレ、非常用発電機、電気自動車などの防災設備の確認などを実施した。


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