大京グループのマンション管理事業等を手掛ける(株)大京アステージおよび流体制御弁等の製造・販売を行なう(株)ベン、個人1名の3者は7日、阪神・淡路大震災などの巨大地震の教訓から開発を進めていた「緊急遮断弁」を完成し、特許を取得したと発表した。
同商品は、巨大地震発生時のライフラインの被害や復旧時の二次被害の恐ろしさなどに直面した経験から、震災被害の未然防止を図るために開発したもの。
「緊急遮断弁」は、震度5強以上の地震感知により弁を遮断して水道供給を停止することで、住戸内の水道管等が破損した場合の漏水対応の遅れや、避難等で不在の間に水道が復旧した場合に、損傷のある水道管からの漏水被害の拡大等を防ぐというもの。主に、一時避難から戻り自宅での生活を再開する場合、「部屋中が水浸し」「下階の住戸等に大きな漏水被害を与えてしまった」という事態の防止に効果があるという。