(株)リクルートは6日、「2011首都圏新築マンション契約者動向調査」を発表した。11年1年間に首都圏で新築分譲マンションを購入契約したユーザーに調査票を送付。3,746件を集計した。
契約世帯主を年齢別にみると、「30~34歳」が31.0%でトップ。「35~39歳」(25.1%)、「20代」(14.0%)と続いた。10年に比べ、「50歳以上」が20.2%と増加(10年19.7%)した一方、34歳以下は減少。平均年齢は37.3歳で、10年から約1歳上昇した。
住まいの購入動機では、「子供や家族のため、家を持ちたいと思ったから」が最も多く40%。以下「金利が低く買い時だと思ったから」「現在の住居費が高くてもったいないから」(ともに32%)、「もっと広い家に住みたかったから」(26%)と続いた。
10年に最も多かった「金利が低く買い時だと思った」は、7ポイントの減少。そのほか、「住宅価格が安くなり買い時だと思ったから」(前年比▲8ポイント)、「税制が有利で買い時だと思ったから」(同▲3ポイント)が減少しており、買い時感を購入理由とする割合は減少している。
また、具体的に検討した住宅の種類では、新築マンション以外では「中古マンション」が44.6%(10年45.3%)でトップ。10年からほぼ横ばいで、中古マンションとの並行検討者は引き続き4割を超えた。