住友不動産(株)は7日、2011年10月から首都圏5ヵ所で展開している「総合マンションギャラリー」の防災対策展示コーナーを拡充したと発表した。
東日本大震災後ユーザーの関心が高まっている防災関連の展示により、体感セクションの充実を図ったもの。非常用発電機や工具、飲料水といった防災備品の実物展示を行なったほか、専有部・教養部の防災対策装備の解説パネルや同社の災害に対する考えなどをまとめて展示している。
なお同社は、11年11月以降着工のすべてのマンションで、防災備蓄品(拡声器、工具セット、ロープなど)、家具固定用下地補強、ホーム保安灯などを導入。規模に応じては、非常用発電機、下水道直結トイレ、防災井戸なども導入している。
また、今年2月以降引き渡しの全物件で、防災マニュアルと防災リュック(中身は保存飲料水、食糧など)を配布。今後着工する超高層物件は原則免震・制震構造とする方針も打ち出した。