(財)東日本不動産流通機構は12日、2012年2月度の首都圏の市場動向を発表した。
中古マンションの成約件数は2,919件(前年同月比▲2.2%)と、2ヵ月連続で前年同月比を下回った。都県別では東京都の1,378件(同1.2%増)を除き、埼玉県が406件(同▲2.4%)、千葉県が367件(同▲8.0%)、神奈川県が768件(同▲5.0%)と、3県がマイナスであった。
成約単価は1平方メートル当たり38万6,600円(同▲3.5%)、成約平均価格は2,526万円(同▲4.5%)で共に3ヵ月ぶりの下落。新規登録件数は1万6,395件(前年同月比18.9%増)と23ヵ月連続で前年同月を上回り、増加率も2ヵ月連続で拡大した。一方、在庫件数は4万5,930件(同26.3%増)で、17ヵ月連続の2ケタ増、9ヵ月連続の4万件超の高水準に。
一方、中古戸建住宅の成約件数は953件(同▲3.3%)と、2ヵ月連続で前年同月を下回った。成約平均価格は2,905万円(前年同月比▲5.2%)と、3ヵ月連続のマイナスとなった。