ジョーンズ ラング ラサール(株)は13日、「グローバル・キャピタル・フロー」(2011年末時点)を発表した。
これによると、11年通年の商業用不動産への直接投資額は4,106億米ドル(前年比28%増)となった。
総投資額のうち、クロスボーダー投資の割合は31%(同4%増)となり、11年第4四半期も30%を構成する等、安定的に推移していることが分かった。
都市別の取引額については、トップがロンドン(243億米ドル)となり、ニューヨーク、パリ、東京、シンガポールと続いた。特にアジア太平洋は5都市が世界上位10位以内にランクイン。9位の上海は前年の13位からの躍進で、中国経済の好調を背景に取引額は72億米ドルにのぼった。
12年の不動産取引額は11年並みと予想しているが、下振れのリスクも残っている、としている。