森ヒルズリート投資法人(MHR)は15日、2012年1月期決算を発表した。
当期(11年8月1日~12年1月31日)の営業収益は47億6,500万円(前期比▲9.4%)、営業利益31億800万円(同1.6%増)、経常利益19億9,700万円(同2.5%増)、当期純利益19億9,600万円(同3.2%増)、1口当たり分配金は8,622円(同270円増)となった。
当期は、ポートフォリオ構築戦略の中核としている、森ビルグループのブランド力等を発揮できる東京都心5区等に所在し、将来にわたり競争力を発揮できると見込まれる「プレミアム物件」に該当する資産として、「六本木ヒルズ森タワー」(23・24階を対象とする区分所有権の共有持分50%)と「アーク森ビル」(4・15・24階)を取得。
また、保有物件については、きめ細やかな運営管理や計画的な修繕工事等により顧客満足度の向上に努め稼働率の維持・向上を図った。これらの結果、当期末時点におけるポートフォリオは保有物件ベースで10物件、取得価格ベースで2,115億1,600万円、総賃貸可能面積は9万6,223.52平方メートル、期末稼働率は95.5%となった。
次期については、営業収益48億1,400万円、営業利益31億6,400万円、経常利益20億7,200万円、当期純利益20億7,100万円、1口当たりの分配金は8,700円を見込んでいる。