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女子専用食事付き学生マンション「カレッジコート王子飛鳥山」を公開/毎日コムネット

「カレッジコート王子飛鳥山」外観
高い壁を設けることで外来者への抑止力を強化。女子専用マンションとあって、セキュリティ面には特に配慮した
食事を提供するカフェテリア。テーブルと椅子は女性好みの赤と白でコーディネートしている
「西早稲田フローラ学生マンション」のロビーには、絵画スペースを設けた

 毎日コムネット(株)は16日、マスコミおよび投資家向けの学生マンション見学会を開催。春から稼働する「カレッジコート王子飛鳥山」(東京都北区、総戸数109戸(うち管理人住戸1戸))、「西早稲田フローラ学生マンション」(東京都新宿区、総戸数70戸(うちオーナー住戸2戸))を公開した。

 「カレッジコート王子飛鳥山」は、東京メトロ南北線「王子」駅徒歩5分に位置。敷地面積1,147.79平方メートル、延床面積2,826.89平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階建ての女子学生専用マンション。居室は1R・16.5平方メートルとコンパクトながら、クローゼットや多機能棚、吊り戸棚を設置することで収納スペースを確保した。独立バス・トイレ・洗面化粧台などは、女性に配慮した設備を採用。ベッドやデスクセット等の家具・家電は備え付けとした。
 食事を提供するカフェテリアは、テーブルや椅子を女性好みの赤と白でコーディネート。居室の窓は、外部より室内が見えないようフィルムを施工、また、監視カメラを外周・内部で合計11台を配置するなど、セキュリティ面を強化した。
 家賃は、朝・夕の食事込みで9万円台。2月29日に竣工した同物件は、満室稼働となる見込み。

 「西早稲田フローラ学生マンション」は、東京メトロ副都心線「西早稲田」駅徒歩5分、JR山手線「高田馬場」駅徒歩13分に位置。3路線の利用が可能となっているため、池袋・新宿・渋谷の3ターミナル駅の主要大学へも20分圏内で通学できる。建物は、敷地面積1,147.89平方メートル、延床面積2,718.98平方メートル、鉄筋コンクリート造5階建て。居室は、1K(約25平方メートル)・2K・2DK(約40平方メートル)の3タイプ。
 オーナーからの希望により、特に「安心・安全」面を強化。建築基準法で求められる耐震強度の1.25倍で設計したほか、大震災等への備えとして、断水を想定した「非常用トイレ」を1,000個備蓄した。1階住戸には「電動シャッター」を設置してプライバシーの確保に配慮。防犯カメラも6台設置して、外来者への抑止力を強化している。また、全室に浴室乾燥機、ウォシュレットを設置。ロビーに絵画スペースを設けたり、エントランス前に花壇を設置するなど、女子学生の嗜好を意識した設備仕様とした。
 男女比は、女性68%、男性32%。家賃は1Kが7万9,800~8万9,300円、2K・2DKが13万2,800~13万6,800円。同物件は竣工間近で、すでに全戸が契約済み、満室稼働のスタートとなる。
 
 同社代表取締役社長の伊藤 守氏は「女子専用で食事付きの『カレッジコート王子飛鳥山』は、当社初の試み。男子学生の食事付きニーズは高いが、女子学生については未知数。ただし、親からすると食事付きは健康管理面での安心を得られ、地方出身の学生にとっても食事時にコミュニケーションが図れるなど、メリットは少なくない」などと語った。


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