日本土地建物(株)とヒューリック(株)は22日、共同で開発した複合施設「仙台ファーストタワー」(仙台市青葉区)が、「DBJ Green Building 認証制度」の「ゴールド」を(株)日本政策投資銀行(DBJ)より取得したと発表した。東北地方のオフィスビルでは初の認証。
「DBJ Green Building 認証制度」とは、ビルの環境性能、防災、防犯、および不動産を取り巻くステークホルダーからの社会的要請、時代の要請に応えた優れた不動産を選定、認証するもので、「Green Building」の普及促進、ビルオーナーの不動産管理・運営努力の「見える化」が目的。DBJが独自に開発したスコアリングモデルを利用し、「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4段階で評価される。
「仙台ファーストタワー」は、仙台市の「都市再生特別特区」適用第1号として、2009年に竣工したオフィスと商業の複合施設。多くの環境・省エネ配慮の技術を取り入れながら、防災への取り組みも進めることでテナント利便性を向上させている点、開放的なガラスの空間「アトリウム」を使った各種イベントなど、地域に根ざしたオフィスビルの運営を行なっている点、などが高く評価された。
なお、日本土地建物は3棟目、ヒューリックは2棟目の認証となる。