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住宅ローンの借り換え経験者の顧客満足度、新生銀行がトップ/SBI HD調査

 SBIホールディングス(株)はこのほど、「2012年住宅ローン顧客満足度調査」を発表した。同社が運営するローン比較・検索サイト「イー・ローン」で、全国20~60歳代の住宅ローンの借り換え経験者男女1,000人を対象に住宅ローンの借り換えに際して、住宅ローンの商品性や利便性、金融機関の借り入れ時から借り入れ後の対応まで10項目を評価、ランキング化した。

 顧客満足度の総合ランキングは、第1位が新生銀行、第2位がソニー銀行、第3位がイオン銀行となった。新生銀行が保証料、手数料の項目で高評価を獲得してトップに。また各項目で平均的に高評価を獲得したソニー銀行、イオン銀行が続き、ネットバンクが優勢となった。

 住宅ローン借り換えのきっかけは、第1位が「借り始めた当初より、金利が低い水準になっているから」(26.5%)。続いて「住宅ローン金利が上がりそうだから」(25.4%)、「返済期間を短く変更したいから」(11.4%)という結果に。過去の金利水準に比べ現在の金利水準での借り換え実行が、低金利のメリットを享受して毎月の返済額や総返済額を軽減したい思惑が反映されていた。

 今後、住宅ローンの借入時に金融機関へ求めるサービスについては、「返済シミュレーション」(48.9%)、「商品内容の比較」(11.3%)が上位に入り、それぞれのユーザーの環境に適した商品設計や返済計画をカスタマイズすることが金融機関へ求める結果となった。


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