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神奈川・追浜の大規模マンション竣工。専用エレベーターで高低差克服/総合地所

「ルネ追浜」第1工区外観。手前の広場にはバーベキュー台やパターゴルフなどを設置、住民のコミュニティの場としている
共用施設内のラウンジの一部は、NPO法人が使用。住民や地域住民の交流イベントなどに活用していく
駅からのアプローチ上最大のネックとなる敷地の高低差をなくすため、高さ26mのエレベーターを設置。これにより、敷地入口から1分もかからずに住棟に辿りつける

 総合地所(株)は27日、大規模分譲マンション「ルネ追浜」(神奈川県横須賀市、総戸数420戸)の第1工区を竣工。報道陣に公開した。

 同物件は、京浜急行本線「追浜」駅徒歩10分の丘陵地に建設される、地上7階建てのマンション。建設地は、海を望む丘陵地のため、敷地の最も駅寄りに、高さ26mのエレベータを設置。地上8階相当分の坂の登り降りなしにマンションへアプローチできるようにしたのが特徴。

 また、住民・地域住民とのコミュニケーション活性化のため、家庭菜園、パターゴルフ、ラウンジ、パーティルーム、ガーデンなど多様な共用施設を用意。マンション内のラウンジの一部を地域交流活動などを展開するNPO法人に提供し、さまざまなコミュニティ活動の舞台としていく。

 第1工区は、全173戸。住戸は2LDK~4LDK、専有面積約68~90平方メートル。販売価格は2,600万~3,900万円台。最多価格帯は2,900万円台。坪単価132万円。11年4月から販売を開始し、総来場組数は800組。地元横須賀市民や隣接の横浜市金沢区民などを中心に、これまでに110戸が販売済み。

 同物件を担当する同社分譲事業本部分譲第一部副部長の鹿谷泰広氏は「モデルルームでは、敷地の規模感や高台からの眺望との一体感、共用施設の魅力などが分かりづらかったが、建物が完成したことでこれらの魅力を感じていただける。追浜では、三菱地所レジデンスさんも700戸超のマンションを分譲しており、相乗効果もある。両社合わせて1,100世帯が新たな住民となることから、地元の期待も大きい」などと語っている。


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