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東京・表参道の商業施設、屋上庭園で環境活動を展開/東急不動産

屋上庭園「おもはらの森」
地元小学生らによる巣箱贈呈式の様子。同社の大久保次朗氏(写真中央左)とNAP建築設計事務所の中村拓志氏(写真中央右)

 東急不動産(株)は28日、4月18日に開業する商業施設「東急プラザ 表参道原宿」(東京都渋谷区)内の屋上庭園「おもはらの森」を報道陣に公開した。

 同施設は、明治神宮の森や表参道のケヤキ並木などエリア特性に配慮した環境配慮(生物多様性保全)がなされた都市型商業施設で、中でも屋上庭園「おもはらの森」は、ケヤキをはじめ四季折々の樹木を配した大規模な屋上緑化により、表参道・原宿エリアの中心地に森を創出。鳥の水飲み場や巣箱を設置するなど生物が棲みよい環境づくりに取り組むことで、生物多様性に配慮している。また、(財)日本鳥類保護連盟主催の、野鳥をはじめ身近な生き物の楽園を意味する「バードピア」にも登録している。

 会見で、設計を担当したNAP建築設計事務所・中村拓志氏は、「同施設では、まず日当たりの良い場所に木を配置、それに合わせ周りの建物の位置を決めるなど、木を主役とする設計にした」などと話した。当日は、地元の神宮前小学校児童らが、日本鳥類保護連盟の協力で手づくりした巣箱を開発プロジェクトメンバーに寄贈し、ケヤキの木に設置した。


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