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JR「尼崎」駅前で、ダブル創エネ導入の大規模マンション着工/近鉄不動産他

「尼崎D.Cグランスクエア」完成予想図

 近鉄不動産(株)は、野村不動産(株)、(株)長谷工コーポレーションなど5社共同で開発中の大規模分譲マンション「尼崎D.Cグランスクエア」(兵庫県尼崎市、総戸数671戸)を着工した。

 同物件は、JR神戸線「尼崎」駅北側で進む総面積約1万8,000平方メートルの大規模再開発「あまがさき緑遊新都心」における、最大のマンションプロジェクト。

 3つの街区で進められているマンションプロジェクトは、いずれも「エコ・環境」「防災」「子育て」「コミュニケーション」をコンセプトとしているが、グランスクエアはその象徴として、関西最大規模の再生可能エネルギー(太陽熱)とガスコージェネレーションを活用したダブル創エネによる次世代給湯システムを導入する。ダブル創エネとすることで、雨天時や日没後にガスコージェネレーションを運転し太陽熱エネルギーの弱点を補完。また、大阪ガスグループ(エネルギーサービス事業者)が設備を保有することで、初期投資の増大を抑えている。

 このほか、共用部の一部住戸に、エネルギー利用の見える化システム(HEMS)を導入するなどして、給湯ガス代を年間2万3,000円低減するほか、年間CO2排出量も22%カットする。こうした取り組みにより、国土交通省の住宅・建築物省CO2先導事業にも採択された。

 建物は、地上20階地下1階建て。住戸は、2LDK+N~4LDK。専有面積62~89平方メートル。販売時期と価格は未定。


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