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オフィスビル空室率、東京・大阪とも2ヵ月連続で改善/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は6日、2012年3月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は9.04%(前月比▲0.11ポイント)と、2ヵ月連続で改善。新築ビル3棟(延床面積合計約2万5,000坪)が満室で竣工したほか、既存ビルでも成約が進み、空室面積が約6,000坪減少した。平均賃料(坪単価)は、新築が2万2,523円(同45円増)、既存ビルが1万6,573円(同▲115円)となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率も10.27%(同▲0.43ポイント)と2ヵ月連続の改善。統合や館内増床のほか、自社使用など中小規模の成約や入居が進む一方、大型解約の動きが少なかったこともあり、空室面積は約9,200坪減少。空室率は5ヵ月連続で下げて、10%台前半まで改善した。平均賃料は、新築が1万7,166円(変化なし)、既存ビルが1万1,415円(同▲20円)となった。


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